女性にとって、お化粧は大人の身だしなみ。
悩みをカバーして心を癒し、前向きな気持ちにしてくれたり、時には勇気づけてくれる魔法のアイテム。
そして、なりたいイメージへと近づけて、自分を表現するためになくてはならないもの。
あなたにとってお化粧はどんな存在ですか?メイクすることは好きですか?
素顔の自分も大切にしたいけれど、お化粧をしている自分も大好き。
同じ想いを持つあなたと…。美しさを共に目指していきたいと思っています。
Contents
メイクブラシの種類
あなたは、メイクをする時にブラシを使っていますか?
例えば、アイシャドウ、チーク、フェースパウダー、ファンデーションのブラシ。
アイブロウパウダーやアイラインを入れる時に使用するものなど、沢山の種類がありますよね。
では、あなたはそのブラシを定期的に洗っていますか?
私が想像する限りなのですが、多分洗っていらっしゃる方はほとんどいないのではないでしょうか。
もしかしたら、購入してから一度も洗ったことがなかったり、洗えることを知らなかったり、洗うものだとは思っていない方も多いのではないかと思います。
ですので、本日は、「メイクブラシの正しい洗い方は?石鹸や台所洗剤で洗うとどうなる?」についてお届けしたいと思います。
メイクブラシの汚れ
毎日使用している化粧道具。使っているうちに段々と汚れてきますよね。
洗わずに使っていると段々としっとりとしてきて、毛束が固まったり毛先が広がってきませんか?
そして、アイシャドウなどの色が均一に取れなくなったり、メイクの仕上がりがいまひとつだったりしませんか?
お化粧が上手に仕上げられないのは、もしかしたらそれは化粧品のせいではなく、使っている道具そのものであったり、汚れが原因かもしれません。
ぜひ一度お手持ちの化粧道具をチェックしてみて下さいね。
私は資生堂のビューティアドバイザーでもありますので、資生堂のメイクブラシの画像を引用してご説明させていただきますね。
また、こちらの記事でお伝えしているブラシについてですが、ナイロンなどの人工筆ではなく、大人の女性がメイクする際にはぜひ使用していただきたい、天然毛のブラシについてのお手入れとなっておりますのでご承知おき下さいませ。
画像引用:資生堂
写真左側のキレイな状態のものと右側の正しいお手入れをしないで使い続けた状態のブラシ。
メイクの仕上がりに差がつくのですが、画像をご覧いただくだけで、どちらが美しい仕上がりになるかが容易に想像出来ますよね。
また、肌当たりが悪い状態のブラシでお化粧をすることは、お肌に刺激を与えてしまうこともあるのです。
汚れの原因ですが、アイシャドウやチーク、ファンデーションが付着して汚れるのはもちろん、汗や皮脂・お肌になじんでいない化粧品・保管状況によってはほこりも付着しています。
そして、使用したまま/汚れたまま、にしておくと雑菌が繁殖してとても清潔とは言えないばかりか、肌荒れや吹き出物など、肌トラブルの原因にもなってしまいますので、汗・皮脂の出る季節だけでなく、大切なお肌に直接触れるものですので、常に清潔な状態を保つことに注意していただきたいと思います。
やはり、毎日楽しむお化粧ですから、美しい仕上がりと清潔さにはこだわりたいですよね。
では、お手入れはどのようにしたらよいのでしょうか。
ブラシの普段のお手入れ
メイクブラシを使用した後はその都度、手やティッシュペーパーで付着している粉をそっとはらいましょう。
リキッドファンデーション用の場合は、ティッシュペーパーで丁寧にふき取りましょう。
力を入れてゴシゴシとせずに、優しく扱って下さいね。
まずは、毎日このひと手間をすることで、筆が長持ちしますよ。
私の愛用ブラシです(全て資生堂)
汚れが目立つようになった時の正しい洗い方
では、メイクブラシの汚れが段々と落ちにくくなってきて、アイシャドウやチークがキレイに含ませにくくなってきたと思ったら、化粧用具は何で洗えばよいでしょうか?
頭に思い浮かぶのは、身近にある石鹸や台所用洗剤かと思うのですがいかがでしょうか?
実はこれらでは、品質を良い状態で保ったまま、汚れだけをキレイに落とすことは難しいのです。
何故なのかは、後述いたしますが、私があなたにぜひおすすめしたいクリーナーと正しい洗い方をご紹介させていただきますね。
使用するのは、こちらのクリーナーです。
ファンデーションのスポンジはもちろん、メイクブラシもふんわりよみがえる優れものです。
写真:資生堂スポンジクリーナー、右:自作のリーフレット
【洗い方の手順1】
ぬるま湯に200に対して専用のクリーナー1の割合を入れ、薄く溶かす。
【手順2】
出来るだけブラシの根元の金属の部分を水に付けないようにしながら、振り洗いをする。
軽く振るだけですぐに汚れが取れてきますよ。
【手順3】
汚れた水を捨てて、キレイなお水で振り洗いをしながら水が汚れなくなるまですすぎます。
【手順4】
筆の先の水分を乾いたタオルなどで吸わせるようにふき取ります。
【手順5】
風通しのよい場所で陰干しをしてしっかり乾かします。
タオルなどを下に敷いて筆を横に置き、筆先が少し上がるよう敷いたタオルの厚みを調節すると
よいですよ。
筆を痛めてしまう原因になりますので、直射日光に当てたりドライヤーの熱で乾かさないで下さいね。
【手順6】
完全に乾いたら筆の先を手で優しくほぐして整えます。
しっかり乾かない状態でポーチなどにしまうと臭いが出てしまうこともありますのできちんと乾かして下さいね。
正しい洗い方はお分かりになりましたか?
ケースに付属している小さなブラシもこの方法で清潔に保っていただきたいと思います。
時間もかからず、あっという間にキレイになりますのでぜひお試し下さいね。
ブラシを傷めずに風合いを保ったまま、新品のようにソフトな肌触りになりますよ。
きっと感動すること間違いなしです!
また、こちらのクリーナーでファンデーションのスポンジを洗う場合は、水に薄めずに汚れたスポンジ部分に直接つけて軽くもんでから流水ですすいで下さいね。
クリーナーをスポンジにつける際は、スポンジは乾いた状態で濡らさないでご使用下さい。
石鹸や台所洗剤ではダメなの?
専用のクリーナーが手元にない場合は、中性洗剤でも代用が出来ます。
ブラシを傷めることなく、風合い(ふんわり感やソフトな肌当たり)を保ったまま汚れを落とすには、先ほどご紹介したクリーナーがやはりおすすめなのですが、手に入らない方は中性洗剤を上と同様の手順で試してみて下さいね。
但し、洗剤の種類によっては、汚れが落ちにくかったり、風合いを損ねる場合ももしかしたらあるかも知れませんのでご理解の上、試してみて下さいね。
そして、石鹸や台所洗剤で洗った場合はどうなるのでしょうか。
まず最初にお伝えしたように、メイクブラシに付着した化粧品の汚れは、アイシャドウやチーク、ファンデーションなどの油性の汚れ。
そこに、お顔の汗や皮脂、ほこりも混ざり合って雑菌が繁殖しています。
まず石鹸は全てアルカリ性ですので、油性の汚れを落とすには適していないといえるでしょう。
せっかく洗っても汚れがスッキリと落ちないだけでなく、洗った後の筆がゴワゴワしてしまうので避けた方がよいかと思われます。
また石鹸で洗おうとする場合、水で溶かして振り洗いをするのは難しいですし、面倒かと思います。
筆の部分を直接石鹸に当てて洗う方が多くいらっしゃるかと思いますが、物理的にもダメージが加わるのでやはり石鹸はおすすめはいたしません。
台所用洗剤には中性のものもありますが、弱アルカリ性など他のタイプも多いです。
女性は、台所に立つ回数や時間も多いと思いますし、一日の中で一番身近であり、目や手に触れる機会が多い洗剤と言えば、台所用洗剤と言えるのではないでしょうか。
ですから、化粧用具を洗うにも台所用洗剤と思われるのはきっと自然な発想ですよね。
でも、洗浄力は様々で油汚れに強くはありますが、筆にダメージを与える力も強いです。
せっかく揃えた化粧用具を、食器と同じ洗剤で洗うことで痛めてしまっては悲しいですし、台所用洗剤に柔軟効果はありませんので注意して下さいね。
本日は、「メイクブラシの正しい洗い方は?石鹸や台所洗剤で洗うとどうなる?」について
お届けいたしましたがいかがでしたか。
群馬県太田市から、これからも、女性がキレイに毎日を過ごせる情報をお伝えしていきたいと思っておりますので
どうぞよろしくお願いいたします。